1994年発売、騎士シリーズの3632 Travelling Performers with Bear、クマを連れた旅芸人の御一行セットです。サイトによって英語の商品名がマチマチになっていますが、正式名称は前述のTravelling Performers with Bearです(95年の英語版カタログで確認済み)。特筆すべきは『クマ使いの女の子』!プレイモービル数あれど、この子が最高峰に可愛いのです! (...かなり個人的な見解ですが:) |
帽子はキウイフルーツかイエティの頭皮か、といった感じですが、衣装も含めて本当に可愛い!! 民族衣装的な小さなプリントと配色が素敵過ぎます。 |
しかもクマ使い。プレイモービルのクマ使いは他にも81年の3567がありますが、当然ながら『動物虐待を示唆する』と非難も受けています。本セットも、そういう意味合いで厳しくみれば『児童労働』まで示唆しているコトにされてしまいそうな、ちょっと危なっかしいセットでもあり、そんな危なっかしさもまた本セットの魅力になっているのかもしれません。まあそれはそれとして、袖も可愛いんです!!
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マントに長靴も可愛いし、ホント惚れ惚れします。そしてクマ君。
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旧タイプのクマなので、のんびりした雰囲気が可愛いです。(新タイプのクマはちょっと怖い) お尻周辺の造形が不思議なコトになっているのも旧タイプの特徴ですね。 |
どうなってるんだろうコレ。まあいいけど:)直立できる造形になっているのも流石プレイモービル!
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中世のクマの大道芸は『音楽に合わせてのダンス』なので、ご両親は楽器担当。
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衣装からして中世ロシアのスコモローフ(旅の大道芸人)に思えますが、フランス語版の正式名称は『Troupe de tziganes』ロマの劇団を指しているので、ロマ(ジプシー)のクマ使い『ウルサリ』と見ることも出来ます。 ちなみに本国ドイツ版では『Fahrendes Volk/Tanzbär』、「旅の下層民と踊るクマ」的な意味合いになっており、いずれにしても現在ではちょっと扱いにくい「民族テーマ」まで孕んでいる危なっかしいセット(汗 (伝説の死刑執行人4524 Axe Manよりも危なっかしい気がします) |
そんな扱いにくいテーマを可愛く素敵にまとめた怪作、3632 Travelling Performers with Bear、個人的には大好きなセットの一つです。
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