〜プレイモービルの各種ヘルメットその2〜
「次はバーバットじゃ」
「あ!コレなら知ってるよ」
「宇宙空母ギャラクティカ。」
(違います)
[Barbut]
バーバット、ないしはバルビュート、バルビュータ。
T字型の覗き窓が特徴。一枚の鉄板から作られる一体成形の物が多く
古代ギリシャのコリント式兜をモチーフとしているが
元来の美しさはなく、実用性を重視して作られた物。
「プレモのバーバットは丸みを帯びておる上に、ちょいと下に開きすぎじゃな」
「海外の研究者の中には、コレもバーバットとする者もおる」
「ふーん」
「確かに一体成形なフォルム、特殊なバーバットと言えなくもないのぉ」
「次はヘルムじゃ。鉄のバケツをかぶるような兜じゃ。
先が円錐状になったSugarLoafや顔側が尖ったFrogMouthなんかも
ヘルムの亜種じゃ」
[Helm]
主に12世紀〜14世紀に使用されたタイプ。
タル型のBarrel Helm、円錐型のSugarLoaf、鼻先の尖ったFrogmouthなど
幾つかのヴァリエーションが存在する。
「プレイモービルのヘルムはSugarLoaf型だね」
「うむ。如何にも。」
「サーレットは飛ばして、次はバシネット兜にいくぞ。
顎当てのない兜で、可動式の面頬が特徴じゃ」
「カッコいいのぅ」
[Basinet]
14世紀頃の兜。顔面を晒した円錐型の兜に
可動式の面頬(Visor)を装着する。
後期のバシネットには、大きな首当てがつき
Great Basinetとして区別されるようになる
「開くとこんな感じじゃ」
「面頬を外した状態じゃ。図版と見比べてみると
いかにそれっぽい造形をしているかが解るぞ」
「面頬にも様々なタイプがあったんじゃが
プレイモービルの面頬は2種類しかない。もっと増えると良いの」