2021年6月発売、NOVELMOREの新シリーズ"Violet Valeの"70746 Violet Vale - Demon Lair。魔物を召喚するトワイライトマジックの魔術師二人、魔物2種類、儀式用の建物、と、やや大掛かりなセットです。まずは二人の魔術師から、
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左の緑の仮面をかぶっているのが本セットの主役『UMBRATHOR』(英語読みでウンブラソー、ドイツ語読みだとウンブラトー、もしくはウンブラトア)、禁断のトワイライトマジックに手を出したコトで魔法評議会を追放され、NOVELMOREの主要キャラクターTIMITHOR(英語版だとティモソー的な発音、ドイツ語版ではティミトー、ティミトア)と袂を分けた魔術師、とのコト。魔物召喚、ダメ、ゼッタイ。
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魔物の頭蓋骨から造られたような、ややグロテスクな被り物が特徴的、腰にフラスコが下がっているのも良い感じデス。 なお、CGムービーと連動しているNOVELMOREでは表情をつけるため瞳に虹彩が入っており、もちろん実際の製品でもプリントで再現されています。 |
最近ありがちなフルプリント顔ではなく成形色に虹彩をプリントするスタイル、これならプレイモービルらしさを全く損なわず耐久性も安心(どれだけ激しく擦れても消えるのは虹彩のみ)、見栄えも良いのでこの仕様が広まると良いなあ...と個人的には本当に気に入っています。
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こちらは助手(?)のドワーフ『VERMITHOR』。2022年3月現在、CGムービー未登場(本セットのエピソードに辿り着いていないようです)なので詳細は判りませんが、番人と助手兼任してそうな雰囲気、もしかすると魔物を実際に操るのはこのVERMITHORなのかもしれません。背中には巻物を収納するホルダーもあります。 なお、ごくごく私感ですが、このVERMITHORの目、『目を細めた悪人顔』に見えてしまって困っています助けてください(光の入ったキャッチライトの白い部分が白目に見える:) 二階部分は |
三本の支柱に支えられた『儀式の間』的な雰囲気。中央には祭壇、それを囲むように魔法陣(シール)。ここのシールが少し厄介ですが、ジャストフィットな寸法になっているので答えは一つ、その位置&角度に貼ればパーフェクト。『曖昧なサイズで中心に貼るのが難しい!』なんてコトにはなりません。青い炎パーツや装飾品も良い感じ...なんだけど、祭壇が場所を取っているので二階部分はかなり手狭、ちょっと遊びづらそうな感もあります。ちなみに
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祭壇の脇にはギミック発動ボタンが設置されていて、これを押すと
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祭壇の中に封印されていた悪魔(小)が御登場!...なんですが、実際にはここのギミックかなり地味。 この祭壇に悪魔(小)を仰向けに寝かせて入れて、フタをして、ボタンを押すと、祭壇の内側底部分が『ちょこっと』せり上がってフタが落ちる。悪魔(小)はそこに寝たまま。まさにそれだけ。激しすぎたり吹っ飛び過ぎたりするギミックもアレですが、ここまで地味だと拍子抜け。 |
悪魔(小)は、SUPER4で登場したチビエイリアンの流用(顔違い)。コレはなんだか微妙ですよね、顔だけは邪悪な雰囲気だけど。その他、小物類も少々
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それほど多くはありませんが、魔物召喚の呪文書、頭蓋骨など『それっぽい』アイテムが揃っています。一階と二階の移動は、側面に下がっている縄ばしご!
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魔物を召喚する魔術師が縄ばしご!...脇に階段欲しかったですね。窓枠のクモの巣パーツはプレイモービル伝統のデザイン、この「変わらなさ」もプレイモービルの魅力、このパーツはいつまでも残っていて欲しいなあ。そして一階部分は魔物を捕らえておく牢獄、
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ベースパーツはあれど、デザイン的にはプレイモービル旧来の『塔』パーツと似た構造。両サイドの壁にプリントされた紋章も良い感じです。(怪しげな色のシダはViolet Valeシリーズの象徴的なパーツのようです)
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そして本セット一番の目玉、悪魔(大)!ジャイアントトロール以降の大型ヒューマノイド最新作、ですが、この悪魔(大)は可動箇所が多く、
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脚と首の可動で『四つ足』スタイルにも!これは今後のカラーバリエーションも楽しみです。
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ベースの中央、茶色い木製風の箇所はシール、こちらも2階のシール同様キッチリサイズなので正確な位置決めが必要ではありますが、キチンと中央に貼るコトが出来ます。※水色のジガジガした妖気?はプリントされています。
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というわけで、NOVELMOREの70746 Violet Vale - Demon Lairでした。元々は悪魔(大)目当てでしたが、新しい要素と伝統的な要素が上手く噛み合った構成自体も気に入っています。二階が祭壇のせいで手狭なのと、ギミックが恐ろしく地味だったのは少し残念、建物のデザインが特徴的すぎて流用して遊ぶのも少し難しいかな?
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